株式会社嶋屋は、明治10年に材木商として創業致しました。明治維新後の動乱期に初代吉田良三郎が起業し、戦争を経ての高度経済成長期、バブル期、低成長期と時代をどうにか乗り越えてこられたのはご愛顧を頂きました御客様、御取引様のご支援があってこそです。心から御礼を申し上げます。弊社は、創業時には炭鉱向けの木材を製造していましたが、時代にあわせて住宅用構造材の製造にシフトするとともに住宅建材・住宅設備の販売も行っております。また、これからはICT技術を活用したソリューション事業も積極的に展開していく所存でございます。

2020年の春に発生した新型コロナウイルスの影響により、弊社も大きな影響を受けました。また、日本は少子高齢化により今後も住宅着工件数は減少していくことが想定されており、新型コロナ禍をきっかけに住宅産業は淘汰が進むと想定されています。一方、世界的には第4次産業革命期に入りつつあると言われており、地方創生のためにも地方企業が積極的にICT技術を活用し労働生産性を高めていくことが重要ではないでしょうか。

日本のICT技術活用が遅れている理由の一つとして、知識を持った技術者が少ないということが上げられています。特に地方部に行けば行くほど、古い知識しか持たない技術者が多く、昔ながらのソリューションが提供されています。また、サービス提供側の知識不足から過剰な機能を持った高額な製品を提供していることも多く、投資対効果が得られずに「ICT製品・システム開発は高い」という印象をお持ちの方も多いかと思います。弊社は、世界で販売実績が高く、コスパが高い製品を選択的に販売し、御客様企業の投資対効果を高めることが出来る「ICT機器」を提供させて頂きます。また、弊社で取扱いしている住宅設備を効率的に使用することが出来る「アプリ・システム開発」も併せて提供致します。

時代の変化に合わせて祖業である製材事業に加え、住宅建材の販売事業、ICTソリューション事業と事業を拡大させ、日本及び地域社会に貢献出来る企業であり続けたいと努力いたしますので、今後もご支援を頂ければ幸いに存じます。

株式会社嶋屋　代表取締役 吉田 英二

代表経歴